『音楽だけで食っていきたいバンドマンのためのDIY宣伝術』という本を読みました。
※注意※今回の書籍は小室さんとは関係ありません。

本といっても、えーとこれ、「電子書籍」ってジャンルに入るんですかね?
PDF形式で購入するタイプの本です。
プロフィールにも書いてありますがticoは高校時代からバンドをやっていました。
コピーバンドからオリジナルバンドまで、それはもう色々です。
で、どんなバンドをやるのにも必ず頭を抱えていた悩みが、
『お客さんどうやって集めよう…』
でした。
観客=お友達 それって意味あんの?
で、やる事と言えば、
クラスの友達を誘ったりとか。会社の同僚を誘ったりとか。
プライベートの友達を誘ったりとか。
そんな感じでした。
でもこれって、僕の音楽を聴きたくて聴きに来てくれてるんじゃなくて、
『楽器を弾いてるtico』を、義理で見に来てくれただけなんですよね。
これは本当のお客さんではないし、ましてやファンでもない。
あるメンバーは
『ライブをやっていくうちにファンがついてくる』
と言ってたのですが、僕はその考えはとっても疑問でした。
ネットが普及してからは、公式サイトを作ったり、似たジャンルのバンドの掲示板に挨拶回りに行ったりしましたが…
今考えてみると『お友達』『対バンのメンバー』以外に、観客が広がってなかった気がします。
『いい曲を作ればプロデビューできる』という幻想
ticoはやっぱり小室さんに非常に影響を受けたので、
『とにかく耳に残るポップな曲を作っていけば、ファンもつくし運が良ければプロになれるかも!』
と考えていました。
そう。宣伝集客が大事だと考える一方で、「現実見てないアーティスト思考」が根っこにあったのです。
もちろん、楽曲の良さは大事です(というか、大前提)。
でもねー、いい曲書く人って、掃いて捨てる程いるんですよねー、世の中には。
だから、良い楽曲を書くだけじゃダメだった。それが分かってなかった。
これじゃあ効率的な集客にも身が入らないってもんです。
PR活動をしっかりしてる「つもり」だったのでしょう。
そこで、音楽業界のプロによる集客ノウハウを読んでみた。
『音楽だけで食っていきたいバンドマンのためのDIY宣伝術』は、
インディーズバンド業界の一線で活躍してきた、えんがわToneの谷村修司さん執筆のインディーズバンド集客ノウハウ本です。
この本は、
第一部
現在活動中のインディーズバンドの集客ノウハウのデータベース
第二部
試聴サイト運営者、メジャーレーベルの新人発掘担当、Webマーケッター等様々な方に聞いた集客ノウハウ
特典
の3つで構成された『インターネットを利用した集客ノウハウ』本です。
全部で1,000ページ近いボリュームで読むのがかなり大変なんですが、
「音楽を仕事にして食べていく」という考えの元、かなり強力な戦略が詰まっていました。
バンドが売れないと嘆くなら、ここまでやってから嘆け!
と言わんばかりの「ここまでやるか」っぷりです。
こりゃーticoはプロになれなかった訳だ…orz
時間なんていくらでもあると思っていた、若い頃の自分に読ませてやりたいです^^;
あ、ちょっとここで一言言わせていただくと、
『今から音楽活動する人は羨ましい!』です。
この本に書いてある、ネットを使った集客戦略。
これって、ticoがバンド活動してた頃には不可能だった方法です。
YoutubeやFacebook,twitterを使うんですから。
『ticoがもしこれから音楽活動するとしたら、こういう事をするだろうな』…と考えてた事も
結構書かれていて、
「あー、やっぱそうだよね」と思う事もあれば、知らなかった事も結構あって、
「あ、なるほどねー」と思ったり。
色んな発見がありました。
音楽でプロ目指した事がある人なら一度は気になったであろう、
●プロになったら音楽性を変えいないといけないの?
●やっぱルックスって重要なの?
という疑問なんかも解消することができます。
あとはちょっともう、詰め込まれているモノが多すぎなので詳細ページを見てくださいm(__)m
本の内容が多すぎてうまく纏まられませんが、ライブの集客に悩んでる方なら一見の価値アリです。
こういう方におすすめ
●バンドのお客さんを増やしたい!
●メジャーデビューしたい!
●TwitterとかFacebookとかの活用法が分からん。
こういう方にはおすすめできません
●楽曲だけで勝負したい
●ビジネス感覚で音楽をやりたくない
●もうプロで食ってます。

⇒『音楽だけで食っていきたいバンドマンのためのDIY宣伝術』購入はこちら
※2月14日に値上がりするそうなので、興味のある方はお早めにぞうぞ。