TMNのラストを飾ったモンスター・デジタルシンセサイザー
使用時期: 1994 年~ 1994 年
音源はPPG WAVE 2.3を受け継ぐウェーブテーブル方式で、 デジタルシンセサイザーでありながらアナログシンセのような暖かい音色を持っていた。
90年に発売されたMicroWaveのウェーブが高ビットレート化されたものを収録し、 高品質のD/A回路を搭載することにより、それまでのWaldorf社シンセサイザーの集大成とも 言うべき出音の完成度を誇った。
完全受注生産だったため、現存する機体は少ない。 小室哲哉、浅倉大介は発売当初数台リリースされたものをいち早く入手した。
The Sacred Spirit of the Wave
小室哲哉がWaldorf THE WAVEを使用したのは TMNのラストライブ『4001 DYAS GROOVE』のみである。
『金曜日のライオン』のイントロで使用された“1,2,3,4,and,5”と喋るボコーダーボイスを始め、
ライブでのアドリブバッキングで終始活躍する姿を見ることができる。
1999年にはWaldorf Qを使用する場面も見られ、小室は時代の進化とともにWaldorfシンセサイザーを使用していることが分かる。
メーカー | Waldorf |
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発売年 | 1995年 |
鍵盤数 | 61鍵 |
音源方式 | ウェーブテーブル |
同時発音数 | 16(拡張時48) |
定価 | 1200,000円 |
●主なユーザー
古橋崇
Eat Static
Enya
Hans Zimmer
Deep Forest
The Orb
Depeche Mode
●中古相場
不明
●関連リンク