Synclavier 6400
制作アプローチを一変させたモンスターマシン 使用時期:1989 年~ 1994年 image via:Synclavier Tower Pictures 当時のシンセサイザーとしては最高峰の部類に入るシンクラヴィアは、小室哲哉をして 『空を飛ぶ以外は何でもできる』とまで言わしめたモンスターマシン。 その価格は約一億円とシンセサイザーとしてはかなり高額で、 当時の週刊誌に『小室哲哉が一億円もするシンセサイザーを購入した事がきかっけでTMNが空中分解』という記事まで掲載された程だった。 シンクラヴィア・オペレーターに日向大介を迎え、 ソロアルバム「Digitalian is eating breakfast」では、小室哲哉のボーカルパートを一音一音区切りクオンタイズするという当時としては斬新な手法を取り入れて制作された。 1989年Digitalian is eating breakfastツアー、 1990年 RHYTHM REDツアー、1991年EXPOツアー、1994年終了ライブにて使用されたが、シンクラヴィアは本体の一定温度を常に16~19度以下に保たねばならず、電圧の不安定なライブ会場においては幾度となくトラブルに見舞われている。 小室哲哉によるシンクラヴィアのデモンストレーション パット・メセニーによるシンクラヴィアのデモンストレーション Synclavier 6400は米ニューイングランドデジタル社によって1980年代後半にリリースされた。 FM音源シンセサイザー、サンプラー、ミキサー、シーケンサー、コンピュータ端末によって構成される。 最長72分に及ぶサンプリングタイムや劣化しない100kHz録音、タイムストレッチやオーディオデータのクオンタイズ等、現在のDAWの元祖とも言える機能を実現していた。 しかしコンピュータの進化とともにパーソナルユースのパソコンでも同じようなことが出来るようになったためにそのアドバンテージを失い、1992年にニューイングランドデジタル社は事業を停止、シンクラヴィアの製造は終了した。 小室は1994年に篠原涼子に提供した『愛しさと切なさと心強さと』を最後に、制作環境をシンクラヴィアからPro toolsへ移行している※。 正確には、シンクラヴィア以後はSONY PCM-3348に移行している。 完全にPro toolsに以降するのは2000年以降。(情報提供:通りすがりさんより) 当初は音の奥行きに不満があったり、ミュージックシーン全体がPro toolsの音だらけになった事に危機感を覚えたらしいが、 最近はPro toolsの性能の向上により、その呪縛から開放されつつあるという。 以前は非常に高価だったPro toolsだが、現在は比較的安価な上、Mac,Windows両OSで導入が可能だ。 冨田勲 加山雄三 松任谷正隆 ハービー・ハンコック…
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