ライブで多用された小室バッキングの代表格シンセサイザー
使用時期:1989~1992年
image via:Search ads and auctions: Pianos and synthetizers – for sale by owner (France) – Page 10
Ensoniq VFXは、1989年、米エンソニック社(後にE-mu社に吸収)によって発売されたシンセサイザー。
当時YAMAHA R&D TOKYOに在籍していた浅倉大介の勧めにより、1989年「CAMP FANKS!」で初めて使用された。
【訂正】迫田到の勧めにより、1989年「CAMP FANKS!」で初めて使用された。使用された。当初、ライブ中演奏しながら次の音色がロード出来るという理由でEnsoniq EPS(16+ではなく初代EPS)が勧められたものの採用には至らず、しばらく経って改めてVFXが導入された。音色ディスクの管理は久保こーじ氏が行っていた。(情報提供:tm_mania様より)
このライブで印象的なVFXの音といえば下の動画“Nervous”のシンセソロ(1:19頃から)だが、
この時の音はVFX実機ではなく、YAMAHA TX16W へサンプリングされたものだとする説もある。
その他、Get Wild”のシンセソロでもVFXのシンセブラスが使用され、
小室のソロアルバム『Digitalian is eating breakfast』でも“Opera Night”のブラスに使用される。
以後『RHYTHM RED TOUR』でも全編に渡って多用される等、
この頃小室が積極的にバッキングやソロパートに使用したため、
『小室・TMといえばこの音色』という認識を持つファンも少なくない。
メーカー | Ensoniq |
---|---|
発売年 | 1989年 |
鍵盤数 | 61鍵 |
音源方式 | PCM音源 |
同時発音数 | 21音 |
メモリ | カートリッジ方式 |
定価 | 348,000円 |
●使用ミュージシャン
リック・ウェイクマン
トニー・バンクス(ジェネシス)
ニック・ローズ(デュラン・デュラン)
●中古価格
約2~4万円
⇒Yahoo!オークションでEnsoniq VFXの中古品を探す
●関連リンク
コメント
TX816→TX16Wです。
tetu様
ご指摘ありがとうございます。
TX816はサンプラーじゃないですもんね…
修正させていただきますm(__)m
キーボードマガジンのcarolツアーのシンセ配置図は
確かにTX16Wになってますが、
おそらくCAMP FANKS’89になったときにVFXに変わったのだと思います。
>おーさわん様
情報ありがとうございます。
後日、記事を訂正・整理させて頂きますm(._.)m
小室さんにEnsoniq VFXを勧めたのは浅倉大介氏ではなく迫田到氏です。
ライブ中に演奏しながら次の音色がロード出来るということで
当初はEnsoniq EPS(16+ではなく初代EPS)を勧めたものの
採用には至らず、それからしばらく経って改めてVFXが導入されました。
久保こーじ氏が音色ディスクの管理も行っていました。
KISS JAPANツアー以来、ステージ機材管理要員として
YAMAHA R&D TOKYOから出向していた浅倉大介氏ですが、
1989年時点では音響と照明のMIDI同期担当の一人に過ぎず、
ライブのサウンド部分に関わってくるのは1990年からです。
こちらのサイトの情報を信じてしまっている方を見かけたので、
訂正していただけると幸いです。
>tm_maniaさま
情報ありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ございません。
後ほど修正させていただきますm(__)m