TMN時代ソロパートの主力となった名機
使用時期:1990年~1994年
Moogシンセサイザーの中で唯一のポリシンセモデル。
1982年当時、一世を風靡していたPROPHET-5に対抗するために作られたMemory Moogは
1ボイスあたり3VCOが割り当てられ、その音圧は他のシンセサイザーを圧倒した。
音色もメモリー出来るようになり、その厚みのある音色は従来のmini Moogとも一線を企した。
TM NETWORKからTMNへ“リニューアル”した際、ハードロックを全面に打ち出したサウンドを支えるために
このMemory Moogが導入された。
それまで『TM NETWORK=デジタルシンセサイザー』というイメージが強くヴィンテージ機材の類は殆ど使用しなかった反動なのか、
これ以降小室のステージにはハモンドオルガンと並んでこのMemory Moogが常に登場することになる。
メーカー | Moog |
---|---|
発売年 | 1982年 |
鍵盤数 | 61鍵 |
同時発音数 | 6 |
定価 | 1,200,000円 |
●主なユーザー
リック・ウェイクマン
ジャン・ミシェル・ジャール
ヤン・ハマー
●中古相場
約37万円
●関連リンク
ソフトウェアシンセサイザーでMemory Moog のサウンドを再現
コメント
いつも楽しく読んでおります。
当時小室哲哉さんに相当はまっており友人からもらったSH-101では満足できずはmoog+を86万円も出して買いました。
故障したときにアナログなら自分で治せると思ってあけてみたらICが何十個も並んでいて直せませんでした。MINIMOOGのようにはいかないですね。
小室さんは主に2番の音をMONOにして出されていましたね。スペースワールドの天と地との中でピンクレディのUFOのような音55番も聞けます。
>tesu様
86万円とは大奮発しましたね!(@_@)
それにしても、シンセサイザーを自分で修理するという発想は私にはありませんです;すごいですね。
やはり実機を触られる方の知識には敵いませんね。
小室さんがUFOのようなSEを好んで使う事は知っていましたが、音色番号までは分かりませんでした。
折を見て記事内で紹介させてくださいm(__)m
私はシンセといっても、ヴィンテージ楽器にはあんまり関心はないんですよ。
といって、持っているのはDX7ⅡDかワークステーションがほとんどなんですけど。
たとえ、Prophet 5、JUPITER、moog、Oberheimとかあんまり買おうとは思わないんですよね。
壊れちゃうと、ただの箱になってしまうというのもあるし。
ただ、このシンセとハモンドオルガンは好きでした。印象はTMのLAST GROOVEのDVDを見ていて。
「69/99」のシンセソロが凄いなぁと思って。
音が図太いのと、サイレンのような音色。あれ、どうやって出したんだろう?とか。
小室さんのシンセソロが聴けるのがありますよ。
渡辺美里さん「Tokyo」「Power-明日の子供-」「卒業」「JUMP」「I wish」(シンセソロが暴れまわってます。)
大江千里さん「あいたい」(「Power」と若干似てるかな?)
TRF「寒い夜だから・・・」(間奏部分がMemory moogっぽいんですよね。)
牧瀬里穂さん「キャンセルされたプライバシー」(シンセソロと鳥山雄司さんのギターソロバトルが良いです。)
です。
小室さん、今でも持っているんですかね。ライブのセッティングに使ってほしいな。
>Kouichi さん
確かにビンテージ物はメンテナンスが大変そうですね。
渡辺美里さんは、最近久しぶりに聴いてたとこです。
やっぱりこの時代の曲は音もメロディも情緒的で、良いなぁと思ってしまいます。
小室さんといえばMemory Moogのイメージが強い(今だとVirusですかね)ですから、
現在のライブでも使ってほしいですね^^