preset sound trf

サンプリングネタ

90年代に使用された声ネタを集めた邦楽アーティスト初のサンプリングCD

 

『preset sound』は1994年10月21日にtrf名義で発売された、邦楽アーティストでは初となるパーツ集。
trf、TM NETWORK等を中心に使用されたブレイクビーツ、声ネタ、SEが収録されている。
これらは、マニピュレーター・村上章久氏所有の膨大なサンプリングライブラリーの一部からチョイスされている。

 

同氏のサンプリングライブラリーの出典は、 1990年にzero-Gから発売された『DATA FILE 1~3』、
同じく1990年に発売されたsimon harris『beats, breaks and scratches』等からのものと思われるが、
この時期、多くのアーティストが同じネタを使い回している為、これらのレコードからサンプリングされたという確証は無い。
この中には小室作品に使用されたもののみならず、
TV番組やラジオ、他アーティストの音源等で一度は聞き覚えがある声ネタ・SEが多く収録されている。

 

これらの声ネタの元を辿っていくと、james brownを始めとする70年代ソウルの音源や、
80年代ラップ、ブラック・コンテンポラリー等からの引用が多い。
いずれにせよ、この『preset sound』で 90年~95年頃に小室作品で使用された声ネタの多くを入手する事ができ、
TMN EXPO TOUR や中森明菜『愛撫』で使用された声ネタが大きく比重を占める。

 

また、YU-KIのボーカルトラックだけを抜き出したものも幾つか収録されており、
本作品でtrfのリミックス、CD-DJプレイされる事を意識した作りとなっている。

また、本作品に収録されている声ネタの幾つかはYAMAHA EOS B700のプリセットボイスにも収録されている。

 

⇒trf 『Preset Sound』の詳細を見る

 

レーベル avex trax
発売年 1994年10月21日
メディア Audio CD
枚数 2枚組 
定価 ¥5,097

 

コメント

  1. […] ・ミュージックで定番だった声ネタも幾つか収録された。 そのうち幾つかは、後に発売されたサンプリングCD『preset sound』に収録されている。 (YAMAHA EOS B700に収録されているデモソング) […]

  2. […]    ⇒このフレーズのみ、国産のサンプリングCD trf 『preset sound』 に収録。     […]

  3. […] 『preset sound trf』 […]

  4. Kouichi より:

    村上さん、お元気ですかね?
    たまには、小室さんのプログラミングを担当してほしいですけどね。

    小室さんがプロデュース時代(’90年代中~後半あたり)のプログラマーでしたね。

    僕は村上さんのプログラミングは好きでした。
    とくに、華原朋美さんの1stやglobeの1stアルバム。
    この頃って、打ち込みがスカスカではなくギュッと詰まってましたから。
    (表現すると難しいですが)音に厚みのあるサウンドというのでしょうか。

    今は、岩佐(俊秀)さんがプログラミングの担当をしております。
    TMの最新のDVD/Blu-rayを見たら分かると思いますが、丸坊主の人です。

    • tico より:

      >Kouichi さん
      時代の流れなのか、最近になればなるほど、音がスカスカしてる気がします。
      今時って、音を詰め込んだらダサいんですかね。

      Blu-rayやっと見れたんですけど、丸坊主の人いましたね。
      プログラマの裏方的ブースがちょくちょく映るビデオも、なんか変わってるなぁと思いました。

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