ダンス・サウンドを詰め込んだ小室プロデュースのシンセサイザー
使用時期: 1994年~ 1994年
image via:EOS B700 – 音楽制作 – ヤマハ株式会社
YAMAHA EOS B700はB500の後継機種として1993年に発売された。 音色とボディの色以外はB500と同等の機能である。
EOS B500の後継機として登場したEOS B700は、当時小室がプロデュースしていたtrfを始めとするダンス・サウンドをフューチャーした音色が収録されている。
また、音色メモリがB500では1MBであったのに対しB700では2MBに増えた。
そのこともあってB700では当時のダンス・ミュージックで定番だった声ネタも幾つか収録された。
そのうち幾つかは、後に発売されたサンプリングCD『preset sound』に収録されている。
(YAMAHA EOS B700に収録されているデモソング)
TM NETWORKのラストライブ『4001 DAYS GROOVE』では リモートキーボードして使用された。
このように、主にシンクラヴィアからのサンプリングボイスのトリガーとして使用さている。
B500が80年代のシンセサイザーの音色を90年代に再現する『後追い』だったのに対し、 B700は当時流行の音色を再現する『追従』だった。
B700のポテンシャルを遙かに凌ぐ当時のシンセサイザー群の音色を、B500の倍の容量とはいえわずか2MBしかないメモリで、しかもVCFも搭載していない音源方式で賄うのは厳しいものがあった。
しかし、B500から提唱されていた『即戦力の音をすぐ出せる』というコンセプトから、 音色作りやシーケンサの操作性はB500と同じく非常に扱いやすく、多くの初心者ユーザーに歓迎された。
また、当時のシンセサイザーとしてはホワイトを基調とした見た目に親しみやすいデザインのため、 TVドラマや他アーティストのTV,PVでの演奏時にしばしば使用された。
メーカー | YAMAHA |
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発売年 | 1993年 |
鍵盤数 | 61鍵 |
音源方式 | AWM×2+FM音源×2 |
同時発音数 | 24音 |
定価 | 170,000円 |
●主なユーザー
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●中古相場
約25,000円
●関連リンク
とりあえず。(B700でエディットした音色を多数公開)
コメント
[…] また、本作品に収録されている声ネタの幾つかはYAMAHA EOS B700のプリセットボイスにも収録されている。 […]
リサイクルショップで7980円と安かったのでB700買ってしまった!
実家でOLDマシン(レコンポーザ、EXPERT)の入力に使ってます。
サウンドカードも高いし本体は生かせていない状態です。