Mellotron

再結成後から導入されたプログレッシブ・ロックのマストアイテム

使用時期:2000年~

image via:Mellotron / Mellotron Mark VI / Fukusan Kigyo

※メロトロンはモデルの多さや使用例の幅広さから、このページでは小室所有のモデルに限定せず メロトロン全体について解説する。

メロトロンは世界初のサンプルプレイバック・キーボード。 1鍵盤ごとにテープをあてがい、押される度にテープを再生する。
テープ音源のため、ストリングスやフルート、人間のコーラスフレーズ等を鳴らすことが出来る。 この録音した音をプレイバックするという構造は、後に登場するデジタルサンプラーの元祖ともいえる。

 

小室が所有するMellotron Mark VI(マーク6)は最も普及したM400の改良型で、多くのアーティストのライブ、アルバムで使用されたモデル。
2000年度に生産された6台のうちのひとつが、アーバンミュージックより小室の手に渡った。 小室はこのモデルの他、M400Sも所有している。
(2000年度生産のものでも60年代に録音された自社のライブラリーを使用している。 これはMellotron Archives社が著作権を保有しており、その機構上の性質も含めてMellotronしか出せないサウンドである)

 

 

 

2000年のTM NETWORKのライブより『MAJOR TURN-ROUND 〔Ⅱ SECOND IMPRESSION〕』冒頭にて、その独特のストリングスを聴くことができる。

 

一般的にメロトロンの音色で代表的なものは、ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のフルートが有名。

 

 

メーカー Mellotron Archives
発売年 1963年~
鍵盤数 35鍵
音源方式 カセットテープ
定価 定価:約700,000円

 

●これからメロトロンを使うなら

是非本物にこわだりたいところだが、価格やメンテナンスを考えるとなかなか手が出るものではない。
また、キーボーディスト特有の『どうやって運ぼう…』という悩みも尽きない。
そんな問題を全て解決するメロトロンが存在する。

メモトロン

Memotron(メモトロン) はメロトロンのデザインを採用したプレイバックサンプラー。
重量は数分の 1 にシェイプアップされながら、メロトロンの独特のサウンドは見事に継承されている。

このメモトロンの面白いところは、メロトロンがテープを読み込んでいるシステムに倣って、
CD-ROMからサンプルファイルをロードさせているというシステムを採用していること。
3 つのトラック ( A / B / C ) にサンプルファイルをロードすることで 3 種類の音色を演奏することができる。

そしてオリジナル同様に、 A と B、B と C の 2 つの音色を任意にミックスすることが可能で、さらにテープスピードを半分にした時の、ややローファイになりながら発音時間が 2 倍の 16 秒間になるところまで忠実に再現されている。

音量、アタックタイム、リリースタイムはトラックごとに設定でき、15 種類の空間系デジタルエフェクトを内蔵しているため、
よりイメージ豊かなサウンドを創造することができる。

ジョーダン・ルーデスによる演奏デモ

 

さらに持ち運びやすいラックタイプも

キーボード型のメモトロンも、決して安くはない。
メモトロンにはもっと安価で、持ち運びしやすく収納スペースも取らないラックバージョンもある。

これならライブで使用するマスターキーボードと接続して使用できるので、持ち運びも比較的簡単で演奏スペースも取らない。

また、自宅でのDTM環境構築でも設置スペースをあまり取らずに
メロトロンサウンドが導入できる。
ソフトシンセを入れすぎるとCPU負荷率が高くなってしまうので、
そういう時にこういったラック型音源を入れていくとと便利だろう。

自分のスタイルに合わせて選択しよう。

 

●DTM環境(ソフトシンセサイザー)でメロトロンの音を出すには

メロトロンのソフトシンセサイザー版ともいうべきソフト「SAMPLETRON」を使おう。

ビンテージ・シンセの音源化には定評のあるSonic RealityとIK Multimediaによって共同開発されたSampleTronには、メロトロン、オプティガン、チャンバリンはもちろん、オーケストロン、タレントメ イカーなど、コレクターでなければ目にすることのできない機種を含んだ17機種の「トロン系」サウンドが網羅されている。

ソフトシンセサイザーなので設置スペースは全く取らない事はもちろんの事、メモロトンよりも比較的安価で導入できるのが特長。

従来のシンセサイザーでメロトロンっぽい音を自作するのも可能だが、
やはりこういうソフトウェア音源があった方が早いし、心強い。
何と言っても17種類のトロン系サウンドが収録されているところが強みで、
自分でも予期しないレトロなロックサウンドを作り出せてしまう可能性が、このSAMPLETRONにはある。


SAMPLETRON 解説

 

●主なユーザー

ビートルズ
キング・クリムゾン
トニー・バンクス(ジェネシス)
ヤン・ハマー
レッド・ツェッペリン
ヴィンセント・ギャロ
リック・ウェイクマン
カルメン マキ&OZ
ミッキー吉野(ゴダイゴ)
冨田勲
厚見玲衣
阿部義晴(ユニコーン)

 

●中古相場

不明

 

●関連リンク

Mellotron Archives

東京メロトロン

アーバンミュージック

 

コメント

  1. もりお・W より:

    キース・エマーソンはメロトロンを使っていませんよ。本人に確認しました。

    • tico より:

      もりお・W様

      情報ありがとうございます。
      修正させて頂きましたm(._.)m

      Wikipediaでは使用歴ありとの事ですが、ご本人の証言の方が確かですね。